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【水が足りない理由】
過去の災害において「水が足りない」とよく耳にすると思います。
しかしながら、避難所など水の備蓄は、さほど増えていません。
なぜでしょうか?
理由は、ペットボトル水は高額で置き場所に困り、賞味期限があるからです。
単価的には少額ですが数量が増えると数十万・数百万になります。仮に予算があっても保管場所がありません。
よって一般的な避難所での水備蓄は少量であり基本方針は「水は個人でお願いする」状況です。
更に「水」は思う以上に量を必要とします。
これが災害時に水が足りない理由です。
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「水」以外にも備蓄すべきものは沢山あります。
​防災担当の方も「水備蓄」は大切だと理解しつつ、頭を悩ませ対策を考えています。
その対策として、地下水や受水槽の利用があります。
「井戸がある。更に30tの受水槽もあるから大丈夫!」などとよく伺います。
しかし災害後は地下水・湧き水が濁っていたり、受水槽の水が濁っていたりする場合があります。
水道管内部の汚れが原因で水道水が濁り、それが受水槽の水にも及ぶのです。
災害現場では水質検査も出来ない為、湧き水などは、どこまでキレイなのか不明です。
「飲料は不安だから生活用水に使う!」としても洗顔・手洗い・食器洗いなどは躊躇します。
しかしそれしかない場合は使うしかありません。
​結論!「水備蓄は難しい」
 
支援は早期に届く想定の中、3日間の水備蓄は出来ていますか?
断水は1週間以上続く場合も多々存在しますし、給水車不足により給水量が制限された被災地も多数あります。
早期復旧が想定の電気も長期停電が起こってしまいました。
毎年「想定外の災害」が起きています。
飲料水の頼みの綱は支援物資です。生活用水の場合は給水車です。
給水車や支援物資が届くまでの水対策として、災害用浄水機の備蓄をお願い致します。
給水車の現状についても是非ご覧ください。​皆様の認識以上に厳しいのが現状です。
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